

練馬区 西東京市の南大泉せき動物病院です
練馬区 西東京市の南大泉せき動物病院です
動物病院への意識の高まりからか
当院でもセカンドオピニオン希望の来院の方も増えてきました
転院とセカンドオピニオンの違いのお話です
ファーストの動物病院での治療、検査、診断についてちょっと疑問を感じた場合、ほかの獣医師の意見を伺い
ファーストの病院での治療、検査が妥当なものであるか
治療法の示唆がないか
を判断すること
がセカンドオピニオンです
ファーストの病院の診断が正しく、治療法も提示されていた場合
ファーストの病院に戻り治療を受けることが前提です
最近多いのが
[ほかの病院で治らなかったから、セカンドオピニオン希望です」
これは。。。。
転院です。。。。。
医療業界で有名な言葉があります
後医は名医
以下のリンクがわかりやすいです
「患者さんを最初に診た医師(前医)よりも、後から診た医師(後医)の方がより正確な診断・治療ができるため名医に見えてしまう」
というものです
患者さんを最初に診る医師(前医)はその患者さんの情報が何もない中で、情報を聞き出し、必要と思われる検査を選び、診断・治療を考えていかなければいけません
しかし後から診た医師(後医)は、前医が聴取した情報や検査結果・治療結果などを参考にしながら、診断・治療を考えることができます
この場合、前医と後医では後医の方がより正確な診断・治療が出来るというのは明らかですね
あとから診察した医師のほうが
今までの病気の経歴、検査歴、治療歴から疾患を絞れる
あとから診察した医師は前医の検査治療に批評ができる
(逆はできません)
たとえば
慢性疾患やまれな病気の場合
症状から鑑別診断として
いくつかの病気をあげます
斜線が正しい疾患としましょう
いきなりこの疾患を確定できることもありますが
確定診断の検査が侵襲的(麻酔が必要であったり、開腹手術が必要であったり)
の場合はそのほかの病気を除外していきます
侵襲的ではない検査や、診断的治療から行います
塗りつぶしが除外したところです
こうしてほかの疾患を除外していき診断に近づいていきます
しかしあとちょっとというところで
検査治療して治らないからほかの病院行こう。。。。
となると
後医は
今までの治療経過からあと一押しの治療、検査をします
そうすると
「今度の先生は全然検査しないで病気を見つけてくれた、治してくれた」
名医のできあがり
後医は名医となるわけですね
後医での治療成績は、前医での治療があってこそ…
その時間経過と治療経過によって、もう少し前医での治療を続けていれば、治っていたかもしれない…
他の動物病院に転院し、治療し、治癒した時に2件目に通院していた…っと言う事だけ…
当院も例外ではありません
前の先生の検査を見ると
あぁ 次はこの治療するつもりだったんだな
次はこの検査をするつもりだったんだな
といった例もやはりあります
残念ながらもれなく逆もあります
私の説明不足なのだなと反省です
治療途中の”転院”はお勧めできません
治療、検査に疑問を感じたときは先生と相談なさってください
[次はどういった検査をするのか
その検査でなにがわかるのか
除外診断はどこまで進んでいるのか」
それでも納得いかないときは転院もいいと思いますが
できればセカンドオピニオンをお勧めします
次々とドクターショッピングを続けていると
また一から検査をすることもあり
動物たちに負担がかかってしまいます
診断についてのセカンドオピニオン
診断に基づく他の治療方法を求めてのセカンドオピニオン
はお勧めします
その時の状態を診ていないので当たり前のことと思いますが
前医を批判、否定することはありません
セカンドオピニオンを求めていらっしゃった場合は
忌憚なく検査、治療についての考えを述べさせていただきますね
練馬区 西東京市の南大泉せき動物病院です。
臨時休診のお知らせです。
9月25日月曜
9月26日火曜
9月27日水曜
と休診いたします。
また9月20日水曜の診察は17:30までとなります。
大変ご迷惑おかけいたしますが
ご了承ください。
これからも南大泉せき動物病院をよろしくお願いいたします。
ファミリーマートで
アメリカンドッグを買い続けて
1年半
ついに
当たりが出ました
練馬区、西東京市の南大泉せき動物病院です。
今日はお耳のお話。
他の病院さんで抗生物質とステロイドの処方されているが治らない
耳垢を染色して診るとマラセチアだった、ということが非常に多いです
ちっちゃいひょうたん型の粒粒がマラセチアです
このマラセチア
酵母と呼ばれる種類の病原体で一般的な抗生剤では効果がありません
耳道内をたっぷりの洗浄液で洗い流し、抗真菌剤の外用薬を使います
当院へ来られる外耳炎の多くはマラセチアが原因のことが多く
他院さんからの転院もこのパターンが多いです
耳垢の染色検査を行ってからお薬を決める必要があります
染色で細菌性だった場合は
どのような菌が増えていてどの抗生剤が効くのか
培養感受性試験を行うこともあります
費用は少々かかりますが、すでに抗生剤を投与されていることが多く
多剤耐性菌(ほとんどの抗生剤が効かない強くなった菌)が検出されてしまうことも
たかが外耳炎と思って治療していませんか?
外耳炎から中耳炎、内耳炎と進行していきます
石灰化し硬くなってしまった耳道は元通りになることはありません
機能も戻りませんので
耳垢を外に押し出すこともできず悪循環にはまります
耳道が硬く狭くなってしまった最終段階では
これ以上中耳炎、内耳、中枢へと進行するのを防ぐために外科的な介入も必要になります
耳道切除、鼓室包切開などです
侵襲度の強い手術ですし、顔面神経麻痺などが残ることもあり
できるだけ避けたい手術です
練馬区 西東京市の南大泉せき動物病院です
先日またまた市原市を訪ねることがありまして
ご報告です
高滝湖ってご存知でしょうか?
チーバくんでいうと胃のあたりです
チーバくんご存じない?
チーバくんは知っておいたほうがいいですよ
千葉県民は全国区だと思っています
ちーばくんの詳しくはこちら
ワカサギ釣りであったり高滝神社があったりで
有名?なところです
高滝神社での写真
神々しい
そして高滝湖にはこのオブジェが。。。
見えない?
ここですここ
拡大してみましょう
( ,,`・ω・´)ンンン?
ぬ
蚊?
近くの美術館の作品らしいところまではわかりましたが、
google先生に聞いてもはっきりしません
いまだに謎
そしてこの風景
野良キジがいます
井上陽水しか頭の中には流れてきません
JASRACに怒られるのでリンクから飛んで流してください
この辺りまで来るとまだまだフィラリア感染地域です
2-3年もノーガードでいると必ず感染します
帰省先が結構のどかな地域の方
ノミ・マダニ予防も もちろんのこと
河川、キャンプ場などで遊ぶ子たちは
レプトスピラ症のワクチン接種をお勧めします
練馬区 西東京市の南大泉せき動物病院です。
犬の僧帽弁閉鎖不全症の治療のお話です。
しれっと始めましたが
その2はいつだったか。。。
ではいつから治療を開始するか
アメリカ獣医内科学会(ACVIM)の基準でいくと
心臓の拡大を認めたとき
です
それ以前に投薬開始しても予後は変わらないと言われております。(今のところ)
今後新しい知見がでれば変わりますのでご了承ください。
では逆流が見つかり、心拡大がなかったときはどうしたらいいのでしょう?
定期的な心エコー検査をお勧めします。
1年に1回とかじゃだめですよ。
今日診て大丈夫でも1か月後から拡大があるかもしれません。
1年に1回しか検査しないと。。。。
11か月も無治療になりますよね。
おおむね3か月くらいを目安にエコー検査をお勧めしています。
心臓は血圧をあげることで血流を維持しますが、さらに心臓に負担をかけることになります。
ACE阻害薬
(アンギオテンシン変換酵素阻害薬)
長い名前ですが、簡単に言えば血圧を下げるお薬を始めます。
安全なお薬ですが、初めての投薬は病院が開いてる時間に始めましょう。
それでも逆流が多く心拡大、逆流のスピードが速い場合は
ピモベンダン
PDEⅢ阻害薬を始めることが多いです。
心臓の収縮力を上げ、同時に血管拡張作用もあるので血圧も下げてくれます。
それでもいつかは破綻し肺水腫に陥ることがあります。
その時は入院治療となります。
肺の中の水を抜くために利尿薬を使い、腎臓に頑張ってもらいます。
血液の水分を減らすことで、肺の中の水を引っ張ってくるのですが
かなり腎臓に負担を強いることになります。
逆に腎臓の保護を目的に血流を維持すれば、肺からは水が抜けません。
腎臓と心臓はシーソーのようで一方の治療が他方へ負担をかけてしまうのです。運命の双子と言われてます(たぶんどこかで)
そのほかにも、空咳(気管性)の場合には気管支拡張剤
血圧をさらに下げ、冠動脈(心臓自体の血管)拡張させる薬
血栓予防薬
肺高血圧症改善の薬
なども組み合わせます。
徐々に投薬数も増えることも多いです。
内科治療の目的は治すこと、ではありません
心臓病により亡くなることのないように悪化を遅らせることで
天寿を全うさせてあげること です
でもでも内科療法しかないの?
いえ、少しずつではありますが
心臓外科を行うことも増えてきました。
とはいえ、当院ではできません。
人工心肺を備えている高度医療を行える施設をご紹介します。
こちらを紹介いたします。
上地先生は大学時代の先生です。
スタッフの一人は同級生でした。
すごいですねぇ
費用もそこそこすごいですが、
考えられない金額ではありません
というか手術の難易度、必要な設備、人員を考えれば適切と思います
練馬区 西東京市の南大泉せき動物病院です
大学ではたこ焼きを焼いてた院長です
玉入れくじ引きではおじさんに当てるとうまいこと跳ね返してくれます
的よりもおじさんに当てた方が高得点です
焼きそばはすごい人気でした
そうそう学祭でたこ焼きをやりましたが
一度なにを思ったか、シャレオツバーガーをやってみました
材料費がすごいことになり、もうやらないと誓う
粉もの大正義
勤務医時代にはお祭りに行けるなんて思いもせず嬉しい
お尻がキュート
やぐらをただみつめる。。。
なんだと思っているのか
日も落ちてくるとちびっ子たちのチャンバラ追いかけっこ場
になったのでおじさんは帰ります
こんにちは
練馬区・西東京市の南大泉せき動物病院です
お待たせいたしました~
先日お知らせしていた
獣医師体験 の詳細が決まりました
内容は、、、
🐾お肉を縫合してみよう!
🐾注射液を吸ってみよう!
🐾動物(ぬいぐるみ)に注射してみよう!
🐾レントゲンに写るものを当てよう!
🐾顕微鏡検査をしてみよう!
🐾聴診器で心臓の音を聴いてみよう!
などです
針、注射を使いますので
対象は小学5・6年生、中学生です
参加費は、500円!
日時は、8月5日土曜日
13:30~14:30 (予定)
ご予約は
先着順、最大6組(お友達と一緒にでもOK
)
※保護者が付き添われる場合は2名まで。
ご予約はお電話かスタッフまで
ご連絡お待ちしております