練馬区 西東京市の南大泉せき動物病院です
風邪っぴき、副鼻腔炎からの抗生物質で胃荒れの院長です
ようやく治りましたので、行こう行こうと思い1か月経ちましたが
井の頭自然文化園 行ってきました
桃太郎で有名なキジです
(妻の実家付近では野生のキジがいるのであまり珍しくない)
続いてリス!
木と一体化
日陰から動かない
ニホンザル!
もうね、暑くて(ry
タヌキ!なぜタヌキ
本当に焦るから
道でタヌキを見ても触っちゃだめですよ
彼ら結構狂暴ですし、疥癬という寄生虫を持ってることが多いですから
キツネ!
そしてシカ!
ペンギンさんは涼しそうですね
食べてあげてください
ふれあいコーナーのモルモットたち
よくこんなに増やしたものだ
見ろぉ、人がゴ(r
ムスカ大佐の言葉が出てしまうほどのモルモット
なんとうちの猫も展示されてました
さてご飯
ここのサンドイッチおいしいですが、ポロッポロこぼれます
初デートで選ぶと後悔すること必至
お疲れ様でした
また行こうね
わたくし、むかーし上野動物公園で熱中症になりました
みなさま気をつけて
練馬区 西東京市の南大泉せき動物病院です
昨今ペットショップなどで
無麻酔下での歯石取りをおこなっているところがあります
皆様も聞いたこと、調べたことありませんか?
当院、というか私も含め獣医師たちの中でも問題となっております
いわゆる歯周ポケットには細菌がたんまりたまっていて
徐々に歯周ポケットを深くします。それが進行すると歯を支えてる骨を溶かし始め、最終的は歯が抜けたり顎の骨折を引き起こします。
細菌は骨さえも溶かしてしまいます
また歯垢はそのままにしておくと
バイオフィルム(バリアみたいなもの)を作りちょっと磨いただけでは
落ちなくなってきます
これらのことから日々のデンタルケアが重要なのです
歯ブラシとデンタルジェルを使ってのケアがベストではありますが
小さいころから、本当に歯ブラシに慣れさせておかないと
なかなかできるものではありません
まずは指を口の中に入れることから始めてみましょう
指を口の中にいれて、ご褒美(ごはんでも褒めるでも)
繰り返すことで指を入れられることはいいことだ
と覚えていくのです
そこまでできたらデンタルジェルをつけてみましょう
先生、それもちょっと厳しいよ
はい、わかります、難しいですよね
そんなときはこれ
ごはんに振りかけるだけ
海藻成分由来で歯石が付きにくくなります
(全くつかなくなるわけでもついてしまったものが治るわけでもありませんよ)
それでもついてしまった歯石はスケーリングで落としましょう
ポイントは歯肉の中の細菌、歯周ポケットの中の細菌の塊をねこそぎ落とすです
見えている歯石をとる、ではありませんよ
そして歯と歯肉の間に超音波で振動する金属を入れるわけで無麻酔なんかでやったら痛いです
そのあとはポリッシングと言ってブラシとゴム製のカップを使って歯をつるつるに磨き上げます
これも無麻酔で動かれた日には痛いし毛を巻き込むし
そして動物たちは何のために処置をされているのかわからないため恐怖を感じます
処置中はかなりの振動、刺激が加わるためさらに怖いですよね
動いてしまえば不必要なところを傷つけてしまいます
麻酔下で処置をすることで
歯の裏側や歯周ポケットの歯石や細菌の塊を除去して
歯をポリッシングしてつるつるにして
始めて”歯科治療”として成り立つのです
口腔内を清潔にする意味を理解していない動物の精神的な負担や痛みを取り除き
しっかり口腔内を清浄化することで、歯周病の治療と予防を遂行しましょう
無麻酔でカリカリしても
歯周ポケットの中は汚いです、歯周病の治療にも予防にもなりません
題目では歯科”手術”とたのはこのためです
もちろん麻酔に対して怖いイメージもあります
麻酔前には血液検査、画像診断を行い
麻酔プロトコル(計画)を立てて、最小限の負担で行うように努力をしております
どの麻酔薬、鎮痛薬を組み合わせて副作用を軽減するか
むしろ麻酔計画のほうが大切です
今回の猫さんの治療前と治療後の写真です
残念ながら右上の奥歯はグラグラ、歯根の吸収も始まっていたため
抜歯して縫合となりました
練馬区 西東京市の南大泉せき動物病院です
トリミングのご予約が埋まるタイミングが早くなってきました。
当院でのトリミング、ホテルは基本的に
当院にて混合ワクチン、フィラリア予防をされている方を対象としております。
(既往歴からワクチン接種できない、などは問題ありません)
いままでなし崩し的に予約を承っておりましたが、
当院をかかりつけにしてくださっている方を優先してご予約承りたいと思います
大変申し訳ありませんが、
ほかの病院様で上記予防をされている方、予防が確認できない方は
カルテを確認させていただいた上で
お断りさせていただくことがあります、ご了承ください。
他院様かかりつけの方も受け入れないわけではありませんので、
ご理解ください。
当院初診の方
他院様で混合ワクチン接種されている方は証明書をお持ちください。
今年度から当院で予防していただければ構いません。
かかりつけにしてくださっている方のために、
ご理解ご協力お願い致します。
練馬区 西東京市の南大泉せき動物病院です。
ごはんの袋開封してしばらくすると、だんだんごはんの食いつきが悪くなることありませんか?
うちの子は3日もすると全然食べません
袋を開封すると徐々にごはんの酸化が始まります
味が落ちるようで食べなくなってきます
食欲ないのかな?と思いきや、新しい袋を開封すると、よく食べます
酸化しないように密閉容器に入れたりもするのですが、ダメなときはダメみたい
あ、ごはんの袋ごと密閉容器に入れて、酸化防止剤も入れると効果的ですよ
さらに鰹節など匂いの付くものをお茶のパックに入れて
ごはんの袋に放り込んでおいて香りをつけるのもおすすめです
メーカーさん、最小袋を500gじゃなくて50g×8個くらいにして
割高でも買います!
こんなことを思っている方、多いはず
メーカーさんまで声が届けば、どこかがやってくれる。。。と思います
Dr’s Careの猫キドニーケアは今も120g×4個の包装ですが、もっと少ない包装が欲しいなぁ
なんてことをメーカーさんが来るたびに伝えてますが、
一病院からの意見だけでは響かないなぁ
練馬区 西東京市の南大泉せき動物病院です。
気が早いですが
2018年もオリジナルカレンダー 作ります!
来年は皆様から集めた写真を使って
オリジナルカレンダーを作っちゃいます
今のうちに写真を撮りためてください
ご応募の方法、期限、抽選方式は
追ってお知らせします
作成期間、配布期間から逆算すると
9月か10月いっぱいまでの応募期限になるかな?
練馬区 西東京市の南大泉せき動物病院です。
だいぶ固い題目ですね。
みなさんは1年間効果が続くフィラリア予防注射ご存知ですか?
そういうお薬があります。
1回注射をすると1年間フィラリア予防のお薬は必要ありません。
すごいじゃん!やろうぜ!といった方もいることでしょう。
ちょっとまって。
ここからは1獣医師としての考えで否定するわけではありませんが、
少々聞いてください。
この注射、懸濁液といってかなりドロドロしています。
太い針でないと、まぁ吸えません。
ワンちゃんに注射するときも、太い針でないと接種できません。
この針を太いか細いかは、主観ではありますが、太いと思います。
針の太さはこんな感じ
懸濁液の吸引、注射は21G(緑)を使います。太い?
当院では採血、ワクチン、皮下注射などは25Gで接種しています。
21Gをチワワ、トイプーに打つのはちょっと気が引ける。。。
次に血中濃度です。
お薬は体内に入った後、ある程度の濃さで存在しないと効果が出ません。
12ヶ月効く注射となるとイメージは
実際はこんな感じ。
一気に濃度が上がります。
そして12ヶ月かけて体内から排泄されます。
もし薬剤でアレルギー反応がでたら?12ヶ月効いちゃうのに
このお注射、フィラリアには効きますが、ノミダニには効果がありません。
毎月ノミダニのお薬は必要です(食べるタイプ、垂らすタイプ)
あれ?結局毎月の投薬は必要じゃない?
それなら一粒でフィラリア、
ノミダニ、お腹の虫も落とせるおやつタイプのお薬がいいんでない?
といった感じで当院では採用していないのです。
でも
お薬を飲ませられない(攻撃行動などで)
おやつタイプでも食べてくれない
って子にはすごく有効だと思います。
ただ楽だから、飲ませ忘れがないから、といった理由であれば
飲み薬でフィラリア、ノミダニも予防しませんか?
と私は思っています。
反論、異論はもちろんですので、一獣医師の考えと思ってください。
ただですね、
このお薬、開封すると8週間で使い切らないといけません。
しかも体重換算すると160kg分
使ってみたい!という方、できれば80kg分ほどお仲間を集めていただけないでしょうか
決してうちでは使いません!ではないですよ
練馬区 西東京市の南大泉せき動物病院です。
先日の休診日は入院も通院もなく久々にお休みでしたので
カレーを食べてきました。
ナンがでかい
そして例外なくナンがでかい。
チーズナンはもう食べきれないくらいです。
最近異物を食べてしまう子が多く、何催吐させることが続きました。
チョコレート、、メガネ拭き、、
なぜメガネ拭きを食べてしまうのか、美味しそうに見えたのか……
くわえてしまったときは、慌てて取ろうとすると取られると思って飲み込んでしまいます。
おもちゃやおやつで気をそらしてあげてください。飲み込んでしまったときは、自己流で吐かせようとせず、来院してくださいね。
ネットで調べるとオキシドールや食塩、などなど出てきますが、胃は荒れ放題、食塩中毒になってしまいます。
練馬区 西東京市の南大泉せき動物病院です。
今日は猫の肥満細胞腫についてです。
え?うちの子太ってるから?
ちゃいます。
細胞にヒスタミンなどの顆粒をたくさん抱え込んでいて大きく見えるから肥満細胞なのです。
点々が顆粒です。
この肥満細胞、正常でもリンパ節など組織中には散見されます。
細胞分裂が止まらなくなり異常化したものが肥満細胞腫です。
犬と猫では少々違う増え方、悪性度なのですが、
皮膚にできた肥満細胞腫は、一般的には猫の方が悪性度は低く手術で切除すれば問題ないことが多いです。
犬の場合は悪性度が高く、浸潤(浸み込むように広がっていく)
転移(遠くの組織に腫瘍が飛んでしまうこと)
が強いためかなり大きく切除しないとなりません。
猫の場合は頭、頚(くび)に出来ることが多く、小さめのしこりを作りますが、犬程大きく切除しなくてもきれに取り切れることが多いです。
(とはいえ、中途半端にぎりぎりで切除するとすぐに再発します)
今回のネコさん
内股に皮膚炎があるとのことで来院されました
ムムム、なんか皮膚炎じゃないぞ
表面のスタンプを取ると、いましたね、肥満細胞
しかも
よくある”しこり”を”頭部”にと違います
猫では皮膚肥満細胞腫ではなく内蔵型肥満細胞腫が多くみられることも知られています。
文字通り肝臓や脾臓にできてしまい、それが皮膚に飛んでしまうタイプです。
幸いこの子は超音波検査で肝臓、脾臓には腫瘍がありませんでした。
表面がジュクジュクしており、下半身にできていることから
悪性度が高い可能性を考え大きめに切除することとなりました。
(今の技術では細胞診のみで悪性度を判断することはできません、
ですので切除は悪性と見越して大きめに切除がセオリーです)
手術範囲を毛刈りして、切除範囲をマーキングします。
切除後です。
腫瘍直下の筋膜も切除します。
縫合しました。
病理診断では中等度の悪性度でしたが、きれいに取り切れていました。脈管浸潤(血管、リンパ管にのって他に転移)も見られませんでした。
再発した場合でもセオリーは切除です。
ただし多発した場合、肝臓脾臓に多発した場合は
分子標的治療薬(腫瘍のみに作用するお薬)も選択範囲に入りますが、犬の肥満細胞腫の承認しか得られていないため、効能外使用となります。
その辺はご相談ください。
犬の肥満細胞腫、分子標的治療薬のお話はまた次の機会に