こんにちは!
南大泉せき動物病院です🌟🐶
今回は、フィラリアについてお話ししたいと思います🐾
そもそもフィラリアって?
フィラリアとは、蚊が運んでくる寄生虫による感染症です。
感染のしくみ
蚊がフィラリアに感染した犬の血を吸って、フィラリアの子供(ミクロフィラリア)を取り込む
フィラリアに感染していない犬の血を吸うことにより、フィラリアがその犬の体内に入り込み、寄生します
こうして寄生したフィラリアは、犬の体内でたくさんの幼虫を産み、再び蚊を待って体中の血管を移動します
感染するとどうなる?
検査で陽性が出ていても、症状がでないことがほとんどです。
ですが、目に見えなくとも症状は次第に進んでいくのです…
血管を移動するフィラリアは、血管を傷つけながら移動します。
傷ついた血管は炎症を起こし血管を狭くします。
だんだん血の流れは悪くなり、腹水や呼吸困難を起こすこともあります
予防のしくみ
基本的にフィラリアの予防は、蚊の出る一ヶ月後の5月から蚊がいなくなった一ヶ月後の12月までの8ヶ月間、毎月欠かさず予防薬を飲ませます。
これは、体内にフィラリアが入ることを予防するのではなく、体に入ってきたフィラリアを成長しきる前に駆虫するのが目的になります。
予防薬というより、駆虫薬ですね💊
なぜ成長する前に駆虫するの
それは、成長したフィラリアが体内で死んでしまったとき、その死骸は血管や心臓で詰まってしまうからなんです
だから毎月お薬を飲ませることがとっても大事なのですね
12月までしっかり飲ませてあげましょう❗️
以上、フィラリアについてのお話でした!