練馬区 西東京市の動物病院

南大泉せき動物病院です

 

肺水腫と胸水の原因は様々です

 

心臓性、血管性、腫瘍性、気道閉塞、熱中症

炎症性、膵炎、エンドトキシンetc.

 

心臓病についてお話します

心臓病が進行すると

犬では肺水腫、猫では胸水となることが多いです

 

肺水腫では酸素交換が上手に行えないため

チアノーゼ(舌が紫色)粘膜がまっしろ

肺の音が悪い

横になれず、お座りの姿勢で首を上に向ける

などの症状がみられます

肺水腫で白く変化しています

上下の写真で違いがわかるでしょうか?

赤丸で示した部分が違うのです

 

上述しましたように針で水を抜くことはできません

 

利尿薬を使っていくのですが、利尿薬は腎臓に負担を強います

 

使いすぎれば腎不全を発症、使用量が少なければ肺水腫は改善しない

程よく血圧を下げすぎず、上げすぎず

 

心収縮力をあげつつ、利尿をかけていきます

 

肺から血管へ、血管から腎臓、尿へと水を排出させるのです

 

胸水では心臓の周りに水が溜まるため心拍出量(心臓の働き)

肺の拡張能(肺のふくらみ)が落ちます

 

利尿薬、といきたいところですが胸水に対しての効果は薄くなかなか効かないことが多いです

 

では針で・・・・・・・と思いますが胸部に針となると、危険性も高まります

胸腔内には心臓、血管、肺があり誤穿刺は回避したいです

 

また抜去できた場合も、心循環を改善させねば数日で再貯留してしまいます

今現在、胸水のために心肺機能が低下し”まずい”状況でなければ

穿刺せず心臓の治療を優先させます

 

胸水と肺水腫についてでした

 

 

 

当院にくいしん坊さんがいるのはインスタの方でお伝えしております

お菓子を買ってくると一瞬でなくなります

食後でも吸引力が落ちません

一口で消えていきます

「ごはん前に食べちゃうとごはんがあまり食べられない」

という私の言葉は届きません

くいしん坊さんには関係ないのです

血糖値やら満腹感が仕事していないようです

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