月: 2019年3月

猫の形質細胞性足皮膚炎 

練馬区 西東京市の動物病院

南大泉せき動物病院です

 

猫の肉球

字面だけでもかわいい猫の肉球

触ってますか?

 

フニフニしていますよね

 

猫の形質細胞性足皮膚炎という病気があります

 

 

フニフニの肉球がかさかさしてくる

歩き方がぎこちなくなる

ジュクジュクしてくる

出血することも

 

 

こんな感じで症状が進むことが多いです

上と下の写真

色が違うのがわかりますよね?

 

 

この病気

過剰免疫やアレルギーの可能性が示唆されていますが

あまりよくわかっていません

 

 

また猫後天性免疫不全症ウイルス(猫エイズ)や

猫白血病ウイルスが関与していることもありますが

感染していない猫も発症します

 

 

症状のある肉球を切除して病理診断すると形質細胞(免疫細胞)が

たくさん検出されることから免疫介在性とされていますが

直接の原因はいまだにわかりません

 

 

 

副腎皮質ステロイドや免疫抑制剤

免疫調整作用のある抗生剤ドキシサイクリンで治療します

この辺りが効くことからも過剰免疫だと考えられています

ドキシサイクリンで治療することが多いですが

病変の切除が必要になることもあり経過は注意が必要です

投薬でだいぶ調子よくなってきました

猫のひも状異物誤食 

練馬区 西東京市の動物病院

南大泉せき動物病院です

 

またしても異物のお話

チュールの包装ごと食べてしまったとか

朝から何度も吐いているとのこと

 

エコー検査でひも状っぽい像が観察されました

腸管の真ん中に一直線の白いものが見えますか?

周囲の腸管が手繰り寄せられているのも見えます

ひもっぽいです

 

異物による腸閉塞(イレウス)の疑いが濃厚です

術中写真です

 

やはり腸管がアコーディオン状に手繰り寄せられているのがわかります

一か所の切開から引っ張り出せればよいのですが

無理に引っ張ると腸が裂けてしまうため

 

無理のない範囲で摘出したのち、もう片方からも切開し摘出する必要があります

チュールの包み紙のほかにひも状異物が絡みつき

閉塞を起こしていました

 

 

閉じたあとはしばらく絶食点滴したのち流動食から開始して退院です

 

 

ヒモ生活はしたことありません

ねほりんぱほりん

高残香性柔軟剤などの動物への影響の症例報告

練馬区 西東京市の動物病院

南大泉せき動物病院です。

 

 

まず題目が固い

 

 

固い内容ではないです(柔軟剤です)()

 

 

 

高残香性柔軟剤や消臭除菌スプレーの動物への影響

症例報告が獣医雑誌にありました。

 

 

商品名、成分名では書けませんのでお察しください。

 

 

前からそういうことあるんじゃない?とはされていました。

5例と大規模な報告ではありませんが

やはりあるのかぁ、といった感想です。

 

 

 

体に付着したマイクロカプセルや消臭成分をグルーミングでなめとり、吸収され肝障害、神経症状

また気管支、肺へ分布するため呼吸器障害が報告されていました。

 

 

支持療法と製品の使用中止で回復している子がほとんどですが、

呼吸器、循環器障害を起こし亡くなった子も含まれます。

 

 

 

柔軟剤や洗剤、消臭剤のマイクロカプセル

はじける前は30 μmと花粉ほどの大きさですが

はじけたあとは2.5 μmと細菌やPM2.5くらいのサイズとなり

気管から肺胞へと容易に侵入してしまいます。

 

 

 

お気をつけをガーン

”がん”てなに?

練馬区 西東京市の動物病院

南大泉せき動物病院です

 

”がん”てなんでしょう

 

腫瘍の定義は様々に表現されていますが

「本来自己の体内に存在する細胞が、自律的に無目的かつ過剰に増殖する状態」とされています。

 

腫瘍は良性腫瘍と悪性腫瘍(がん)に分類されます。

 

 

良性腫瘍はその場で大きくなりますが周囲との境界は明瞭で

術後の再発性も低く、転移はありません。

 

悪性腫瘍は周囲との境界が不明瞭であり正常組織にへ染み込むように「浸潤」また「遠隔へ転移」します。

 

 

一般的には悪性腫瘍をひらがなで”がん”と表記することが多いです。

 

対して”癌”という漢字もありますがそれは?

 

 

悪性腫瘍は

 

・独立細胞腫瘍(リンパ腫や肥満細胞腫など)

・上皮性悪性腫瘍(扁平上皮癌、肺腺癌、乳腺腺癌など)

・非上皮性悪性腫瘍(平滑筋肉腫、血管肉腫、骨肉腫など)

 

へ分類されます。

 

上皮系悪性腫瘍を”癌”

非上皮系悪性腫瘍を”肉腫”

 

と呼称します。

 

つづく・・・・・・かも

今年もしっかりフィラリア予防

練馬区 西東京市
南大泉せき動物病院の飯島です。
今年もフィラリア予防のシーズンが始まります。
予防期間は5〜12月まで!計8回分になります。

 

 

当院ではお得なまとめ買いキャンペーンを行なっています。

フィラリア予防薬をまとめて購入していただくと、7回分の料金で8回分買えちゃいます!

つまり・・・・1ヶ月分がタダになりますびっくり

キャンペーンは4/29(月)までになります!!

 

 

 

病院からも、3月上旬頃にお知らせのハガキをお送りいたします流れ星

 

4月は狂犬病ワクチンの時期とも重なり、混雑することが予想されますので3月のご来院をオススメしております。

お時間に余裕を持ってご来院くださいニコニコ

 

 

 

おや・・・・・?

ハガキの真ん中に注目・・・・・

 

 

 

 

なんと、先着100名様に

きのこの山 たけのこの里 をプレゼントしちゃいますキラキラ

 

もちろん、私は生粋のきのこ派です!

明治さんが公式で行っていた総選挙では、たけのこの里が勝利したみたいですねガーン

認めません。きのこの方が美味しいです。(先生はたけのこ派です)

 

 

 

 

 

100箱も並ぶと存在感がすごいですあせる

当院でもどちらが先に無くなるか、ひっそりと総選挙を行います!!

 

 

 

 

 

 

おかげさまでハガキの数も昨年より大幅に増えました!!

 

 

 

 

事前にフィラリアに感染していないかの検査が必要になるので、わんちゃんと一緒にご来院ください あしあと