練馬区 西東京市の南大泉せき動物病院です。

だいぶ固い題目ですね。

みなさんは1年間効果が続くフィラリア予防注射ご存知ですか?

そういうお薬があります。

1回注射をすると1年間フィラリア予防のお薬は必要ありません。

すごいじゃん!やろうぜ!といった方もいることでしょう。

ちょっとまって。

ここからは1獣医師としての考えで否定するわけではありませんが、

少々聞いてください。

この注射、懸濁液といってかなりドロドロしています。

太い針でないと、まぁ吸えません。

ワンちゃんに注射するときも、太い針でないと接種できません。

この針を太いか細いかは、主観ではありますが、太いと思います。

針の太さはこんな感じ

オレンジのものが25G、緑が21G(数字が大きいほど細い)

懸濁液の吸引、注射は21G(緑)を使います。太い?

当院では採血、ワクチン、皮下注射などは25Gで接種しています。

21Gをチワワ、トイプーに打つのはちょっと気が引ける。。。

次に血中濃度です。

お薬は体内に入った後、ある程度の濃さで存在しないと効果が出ません。

12ヶ月効く注射となるとイメージは

ですが

実際はこんな感じ。

一気に濃度が上がります。

そして12ヶ月かけて体内から排泄されます。

もし薬剤でアレルギー反応がでたら?12ヶ月効いちゃうのにびっくり

このお注射、フィラリアには効きますが、ノミダニには効果がありません。

毎月ノミダニのお薬は必要です(食べるタイプ、垂らすタイプ)

あれ?結局毎月の投薬は必要じゃない?

それなら一粒でフィラリア、

ノミダニ、お腹の虫も落とせるおやつタイプのお薬がいいんでない?

といった感じで当院では採用していないのです。

 

でも

お薬を飲ませられない(攻撃行動などで)

おやつタイプでも食べてくれない

って子にはすごく有効だと思います。

ただ楽だから、飲ませ忘れがないから、といった理由であれば

飲み薬でフィラリア、ノミダニも予防しませんか?

と私は思っています。

反論、異論はもちろんですので、一獣医師の考えと思ってください。

 

ただですね、

このお薬、開封すると8週間で使い切らないといけません。

しかも体重換算すると160kg分ガーン

使ってみたい!という方、できれば80kg分ほどお仲間を集めていただけないでしょうか爆  笑

決してうちでは使いません!ではないですよ牛しっぽ牛からだ牛あたま