練馬区 西東京市の
南大泉せき動物病院です
猫が吐く、吐く動物だから。。。
確かに猫さんは毛玉、ごはん、草、良く吐きます。
でも病気のサインかもしれません。 (さらに…)
練馬区 西東京市の
南大泉せき動物病院です
猫が吐く、吐く動物だから。。。
確かに猫さんは毛玉、ごはん、草、良く吐きます。
でも病気のサインかもしれません。 (さらに…)
こんにちは!南大泉せき動物病院、看護師の石田です😊
気がつけば8月も後半に差しかかり夏休みも終わりが近づいていますね🌻
まだまだ暑い毎日です。。
さて、先日、8/20(土)に動物のお医者さん体験を開催いたしました!
雨がザーザー降ったり止んだりと不安定な天気☔️で、お足元の悪い中、ご参加いただきありがとうございました✨✨
こんにちは
練馬区 西東京市の
南大泉せき動物病院です。
猫さんの腎臓病の治療についてです。
まず、病気のステージのお話です。
BUN(尿素窒素)、CRE(クレアチニン)という血液検査の項目について聞いたことはあるでしょうか。
両方腎機能についての数値ですが、CREの数値を用いて慢性腎臓病を分類していきます。
ステージは1~4に分けられ、ステージ1が初期です。
(ただしこれは症状が安定している、慢性腎臓病におけるもので、急性腎臓病にはあてはまりません。)
・高血圧があれば、血圧をさげるお薬
・尿にタンパクが漏れ出ている場合は、タンパクを制限したフード、血圧を下げるお薬
・血液中のリン濃度が高くなるようであれば、リンを制限したフード
・血液検査で腎数値上昇が見られ、脱水状態により点滴
が主な治療です。
要するに
ごはん お薬 点滴
の順の3本柱です。
お薬と点滴は症状、検査結果にあわせての処方ですので、やはり定期的に尿検査等が必要になってきます。
まずは腎臓病用のご飯からはじめましょう。
ところが、猫さんたちはご飯にこだわりがある子が多いのです。
今まで食べたことのないご飯はなかなか食べてくれません。
今食べているご飯にすこーしずつ混ぜていき、2、3週間かけて切り替えるくらいの心構えが必要です。
ずっと同じご飯を食べてくれない子もいますよね。
そんなときは腎臓用のごはんもいろいろ種類がありますので、他のも試して見ましょう。
小さいときからいろんな種類のフードに慣れてもらうと、フード切り替えも受け入れてくれる子が多いようですね。
こんにちは
南大泉せき動物病院です。
猫さんと暮らしている方は聞いたことがあると思う、慢性腎臓病。
気にしている方もいらっしゃるかもしれません。
もともとネコは水の少ない地域で暮らしている動物でした。
そのため、少量の濃いおしっこをします。
そうすると腎臓には負担がかかることになり、シニアに入ってくると多くのネコは腎臓疾患を患うこととなります。
この腎臓病はやっかいで、病気のステージがかなり進まないと目に見える症状は出てきません。
ステージの進んだ段階は「尿毒症」と呼ばれ、
・食欲が落ちる
・嘔吐
・毛並みが悪くなる
・やせてきた
・口臭
などが見られます。
このような症状が見られるころには、腎機能は正常の30%も残っていないといわれております。
ではどうしたら良いのでしょうか?
この腎臓病、症状が出る前に
尿が薄くなる(尿比重の低下)(飲水量が増える)
尿にタンパクがもれてくる
血圧が高くなる
血液検査で腎臓の数値の上昇
等が検査でわかるのです。
早期に発見するには
尿検査、血圧検査、血液検査が大変重要になってきます。
(またそれぞれの検査結果から腎臓病のステージが決まり、治療法も変わってきます。)
日ごろから猫さんの様子を観察をすることはもちろん、動物病院での定期健康診断が大切なことがわかりますね。
ただ猫さん、シャイな子が非常に多いですよね。
病院に連れて行かれることが好きな子は、まぁいません。。。。
そんなときはおしっこを持っていって尿検査してもらうことをおススメします。
尿検査だけでも、尿比重、尿タンパクなど大切な項目がわかります。
尿の採り方、持って行き方はかかりつけの先生に聞いてくださいね。
早期の診断治療で、猫さんの寿命、QOL(生活の質)が改善されることがわかっています。
さて次回は腎臓病の治療についてです。