練馬区 西東京市の動物病院
南大泉せき動物病院です
以前パラディアについてお話ししました
「犬の肥満細胞腫」に対して承認を取ってはいますが
他の腫瘍に対して使用されることも増えてきました
とご報告いたしました
今回の獣医がん学会での症例報告で上皮向性T細胞型リンパ腫への治療効果の報告がありました
今までの認識では
固形がんへの使用、乳腺腫瘍や移行上皮がん、扁平上皮癌などの
報告が多く見受けられました
NSAIDs(非ステロイド系)やカルボプラチン(抗がん剤)との併用が使用されてきました
そのほかはやはり肺腺癌、平滑筋肉腫などへの報告が多く
パラディアの効果が期待されている様子が見受けられます
パラディア、もちろん副作用もありますが化学療法に比べると
すごく少ない印象です
化学療法いわゆる抗がん剤では、毎週の通院、血管の確保
骨髄抑制による白血球低下、費用の点など
飼い主さん、動物にも負担が大きいこともあります
化学療法、緩和治療のみのその間を埋めるような使用
化学療法との併用によりさらなる効果にも
期待が持てそうな内容でした
なんだかまとまりのない記事になってしまいましたが