練馬区 西東京市の動物病院

南大泉せき動物病院です。

 

とある獣医系雑誌で見かけたこちらの本ただいまラボ

つい購入してしまいました

 

作者は片川優子さん

第19回全国高等学校文芸コンクール小説部門優秀賞受賞の方だそうです

麻布大学獣医学部の学生さん(今は院生)です

2015年刊行

 

同業の執筆された小説なんて初めて見ました!

早速探してみましたが、ないことないこと

ようやく手に入れましたがなんとまだ初版。。。。。。

獣医師以外は興味ないですよねぇ

 

 

「獣医学科のきらきらした夢と未来と青春はここにあるのだ!」

帯は盛りすぎです

 

 

獣医学生が書いているだけあり、

実習の書き込み、研究室での地味な作業、犬体解剖、

麻酔をかけての実習、動物病院実習での悩み事などなどリアルです

 

青春!に関してはちょっと違うかなぁ

バイトしてる暇はなかったです

毎日午後は実習、実験でいつ終わるかわかりません

毎期のテストでは落とせば再試、ですので勉強勉強

作中に出てくる人物ほどおバカなキャラはいませんでした

皆きちんと勉強に向き合ってます

そして長靴、つなぎ、うんちまみれ

動物の朝世話の後はシャワー浴びないと臭いっす

最初の牛さんの解剖実習で大学を辞める方もいました

 

研究室に入れば毎日のように22時23時に帰宅

卒論の実験、卒論書くための論文読み

 

卒論が終わればいよいよ国家試験に向けて勉強が始まります

 

東京の大学の「キャンパスライフ!」を想像してるとえらい違いです

 

とはいえ

皆で同じ目標に向かい、皆で同じ授業を受け、

皆実家を出ての一人暮らし

規模の大きい合宿と思うと非常に楽しい大学を送れたと思います

送り出してくれた両親に感謝です

 

作中にも出てきましたが私の大学にも研究室対抗朝野球なる文化がありました

作中より早い朝6時集合で。。。

 

いつからやっているのか誰も知らないが伝統として残っている

研究室対抗コスプレボーリング大会(ジャスコで!)

イオンの方は毎年迷惑されているとかいないトカ

 

 

冬は雪に包まれますので、

昨日雪かきしたのにまた雪下ろさないと車出せない

除雪車によって作られる駐車場前の雪壁

ずーっと曇り 太陽見えません

八甲田の猛吹雪

そして0℃を超えると今日はあったかいなぁと感じるようになり

灯油ヒーターが手放せず

うっかり結露をそのままにすると玄関開かない

 

つらいことばかりではありません

冬はスノボ 十和田湖の雪

春は弘前城の桜、さくらんぼ狩り

夏は奥入瀬渓流ねぶた、秋はバーべキュー

自然に囲まれて(というか自然しかない)の遊びがメインでした

 

居酒屋で飲み会?

ないです

解剖棟の前でつなぎを着てバーベキューが基本

 

同級生たちとは

研究室に入ってからは曜日関係なく毎日

寝るとき以外は、といってもいいくらい卒業まで一緒です

 

就職して大学を離れ一人動物病院で働き始め

ホームシックではなく研究室シックになりました

そんな大学生活

いいんじゃない?という方はこの職業向いてるかも?

 

ちなみに私は小学生の頃に読んだ

動物のお医者さんで獣医学科に進学しました

 

というかこの漫画から獣医学科の倍率が一気に上がりました

いまはだいぶ落ち着いたそうですが

25倍から30倍

偏差値で言えば65~75くらい

倍率とかの話になると某大学がゴニョゴニョ

 

獣医学科に行きたいそこの小中高生!

ぜひ読んで、ようこそこちらへ

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