練馬区、西東京市の南大泉せき動物病院です。

今日はお耳のお話。

他の病院さんで抗生物質とステロイドの処方されているが治らない

耳垢を染色して診るとマラセチアだった、ということが非常に多いです

ちっちゃいひょうたん型の粒粒がマラセチアです

{6D1CD48B-A36B-413D-A406-AAD466BFC6E4}このマラセチア
酵母と呼ばれる種類の病原体で一般的な抗生剤では効果がありません

耳道内をたっぷりの洗浄液で洗い流し、抗真菌剤の外用薬を使います

当院へ来られる外耳炎の多くはマラセチアが原因のことが多く
他院さんからの転院もこのパターンが多いです

耳垢の染色検査を行ってからお薬を決める必要があります

染色で細菌性だった場合は
どのような菌が増えていてどの抗生剤が効くのか
培養感受性試験を行うこともあります

費用は少々かかりますが、すでに抗生剤を投与されていることが多く
多剤耐性菌(ほとんどの抗生剤が効かない強くなった菌)が検出されてしまうことも

たかが外耳炎と思って治療していませんか?
外耳炎から中耳炎、内耳炎と進行していきます

石灰化し硬くなってしまった耳道は元通りになることはありません
機能も戻りませんので
耳垢を外に押し出すこともできず悪循環にはまります

耳道が硬く狭くなってしまった最終段階では
これ以上中耳炎、内耳、中枢へと進行するのを防ぐために外科的な介入も必要になります
耳道切除、鼓室包切開などです
侵襲度の強い手術ですし、顔面神経麻痺などが残ることもあり
できるだけ避けたい手術です

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