練馬区 西東京市の南大泉せき動物病院です。
獣医療のお話をさせてください。
動物病院では”動物たち”を治療、予防することが目的です。
ごはんを食べない、できものができた、感染症予防でワクチンを。
などなど。
これらの検査、治療には
獣医師、動物、ご家族の3者の要因によって成り立っています。
また3者の協力が必要になります。
私たちも出来る限り、動物たちにもご家族にも負担をかけないように
処置をすすめていこうと思うのですが、
動物たちは検査、治療の意味がわかりませんのでやっぱり抵抗することもあるわけです。
例えば、口の中に何かできている、口を見てくれ、と言われましても
手を近づけるだけでガウガウ咬んでくる子の口の中はやはり見ることができません。
(小さい頃から、口の中を触れるように触り倒してください、と当院ではワクチンにいらしたころから説明しています)
猫さんも病院ではパニックになる子もいます、出来るだけ怖がらせないように診察はしますが、
大変なのは麻酔後です。
麻酔薬には、抗不安作用もあり理性で抑えていた恐怖心が醒めかけのころには爆発することもあるのです。
なんとなーくまずい雰囲気が漂う子もおり、これは経験に基づく感というか、第六感で察してあげられることもあります。
この辺までは獣医師の腕や技量と、ご家族の協力でカバーできることもあるのですが、
注射薬や抗生物質、ワクチンで起こるアレルギー反応(急性のアナフィラキシーも含みます)、
こればっかりはいつ起こるかは分かりません
以前投与した際に問題なかったか、などの既往歴から予想することも重要ですが、
例えば去勢、避妊手術、その子にとってはじめての手術の際は予想できません。
手術前には静脈を確保し点滴を流します。
その際に抗生剤、鎮痛剤、止血剤も注射するのですが、ここでもアレルギー反応は出ることがあります。
いつもルーチンに使っている薬剤であっても、出る可能性はあります。
その子によっては違う反応が出ることもあり、投薬前に予測することはできません。
予測がつくことには血液検査や、超音波検査などで術前からフォローをし、
必要であれば治療を開始してから手術に臨むようにしています。
動物の要因、獣医師の要因、ご家族の要因、それぞれがうまく機能して治療が成立しているのです。
ワクチン接種は午前中をお勧めしています。
アレルギー反応が出てしまっても病院で対応できます。
午後の遅い時間にワクチンを接種しアレルギー反応が出てしまった場合には夜間急病センターを受診することにもなってしまいます。
午後の遅い時間にワクチンをお願いされた際は、アレルギー反応をご説明したうえで改めて来院していただくこともありますが、
いじわるで言っているわけではないのですよ
先日桜を見に大きな公園までお出かけしました。
が、少々早かったのか桜はまだちらほら。。。
うちの子は手に砂が付くのがいやみたいで、器用に足だけで立ち上がろうとしていました。
駅までかわいいグッズを売ってるお店を発見
ついつい入りたくなるのですが、おっさん一人では入りにくいのです。
まだ浸透していないのか、日曜祝日はお休みでしょ?と聞かれることもありますが、診察してますよ。
あと、月曜日も空いてます、いまだに月曜日は来院が少ない
火曜休診なので手術が入れにくいこともあるかも。