安全で負担の少ない手術

南大泉せき動物病院では、動物にとって安全で負担の少ない手術を実現するため、積極的に最新の医療機器を導入しています。

外科手術用エネルギーデバイス オリンパスメディカルシステムズ株式会社 THUNDERBEAT(サンダービート)

  • シザース部
    画像提供:オリンパス株式会社
  • 高周波焼灼電源装置ESG-400(上)
    超音波凝固切開装置USG-400(下)

THUNDERBEAT(サンダービート)は血管封止や組織の切開・剥離を行う最新鋭の外科手術用エネルギーデバイスです。
『超音波凝固切開装置USG-400』および『高周波焼灼電源装置ESG-400』と組み合わせることで、血管封止に優れるバイポーラ高周波エネルギーと組織の切開・剥離に優れる超音波エネルギーを同時出力し、シーリングシステムとして迅速な内視鏡手術や開腹手術を可能にします。
シーリングシステムとは、手術において臓器や組織、腫瘍等を摘出をする際に糸を使わずに血管を処理し、出血が起こらないようにする方法です。
従来の手術用の糸で血管を一つ一つ手で処理する方法は、時間がかかること、また稀ですが体内の糸が原因で【異物反応性肉芽腫】という炎症が生じるリスクがあることがデメリットとして挙げられます。
シーリングを使用することで、血管結紮、切離を一度で行うことができより安全で負担の少ない手術が可能になります。

サンダービートの特徴

  1. 7mm径までの血管を閉鎖可能
  2. 手術時間の短縮に貢献
  3. 異物反応性肉芽腫の予防効果