練馬区 西東京市の動物病院

南大泉せき動物病院です

 

猫の肉球

字面だけでもかわいい猫の肉球

触ってますか?

 

フニフニしていますよね

 

猫の形質細胞性足皮膚炎という病気があります

 

 

フニフニの肉球がかさかさしてくる

歩き方がぎこちなくなる

ジュクジュクしてくる

出血することも

 

 

こんな感じで症状が進むことが多いです

上と下の写真

色が違うのがわかりますよね?

 

 

この病気

過剰免疫やアレルギーの可能性が示唆されていますが

あまりよくわかっていません

 

 

また猫後天性免疫不全症ウイルス(猫エイズ)や

猫白血病ウイルスが関与していることもありますが

感染していない猫も発症します

 

 

症状のある肉球を切除して病理診断すると形質細胞(免疫細胞)が

たくさん検出されることから免疫介在性とされていますが

直接の原因はいまだにわかりません

 

 

 

副腎皮質ステロイドや免疫抑制剤

免疫調整作用のある抗生剤ドキシサイクリンで治療します

この辺りが効くことからも過剰免疫だと考えられています

ドキシサイクリンで治療することが多いですが

病変の切除が必要になることもあり経過は注意が必要です

投薬でだいぶ調子よくなってきました

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