練馬区 西東京市の動物病院 南大泉せき動物病院です

前回のアトピー性皮膚炎のお話

アトピー性皮膚炎の治療について

新しいお薬があります

 

 

アポキル錠というお薬です

薬剤名はオクラシチニブ

キナーゼ阻害薬であり分子標的治療薬

です

 

ちょっと難しいですが

分子標的治療薬というものは正常な細胞には効かず

異常を起こしている細胞に対して効果を発揮します

 

副作用が少なくステロイドと違い

長期の服用も可能です

 

このアポキル

その代わりお値段が少々高いこと

最初の2週間は一日二回の投薬が必要です

 

また作用時間が短いので一日一回にしたタイミングで痒みが出てくることもあります

食物アレルギー性の痒みには効きづらいと言われています

 

とはいえ

アトピー性皮膚炎の子には革命的なお薬です

 

副作用を気にせず飲めること

痒みだけでなくべたつき、かさつきが改善することも多く

予想よりも良い効果が認められます

 

アトピー性皮膚炎と診断をつけるまでは大変ですが

治療の選択肢が増え、副作用もないとなれば心強いですね

 

改善前改善後の写真を添えたかったのですが

撮り忘れましたえーん

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