こんにちは
練馬区、西東京市の動物病院
南大泉せき動物病院です!
今日は男の子のことでお話しようかと思います!
潜在精巣、皮下陰睾…聞いたことありますでしょうか?
去勢手術をしていないのに
精巣が両側or片側ないよ…という子
病院へ相談しに行きましょう
潜在精巣とは
精巣が陰嚢内に下降せず、お腹の中または鼠径部皮下に停留すること
と定義されています
わんちゃん🐶だけでなく、ねこちゃん🐱にもあるのですー!
原因は様々(今回は割愛させて頂きます)ですが、陰嚢内の正常な位置にある精巣と比べ、
腹腔内または鼠径部における潜在精巣の精巣腫瘍の発生率は
9.2〜13.6倍
と増加するため、精巣腫瘍化の原因の一つになります。
このため早いうちに摘出することが望ましいとされています
病院さんによって多少違いはあると思いますが、
生後6ヶ月齢以降に陰嚢内に精巣が触れないと潜在精巣を疑っていくことが多いです。
当院でも潜在精巣かなぁと思えば、
状況に応じて超音波検査、レントゲン検査等にて精巣発見をするようにしています。ですが…
腫瘍化していない潜在精巣の場合は
小さい
腫瘍化した潜在精巣の場合は
大きい
ことが多いため、発見できないこととできることがあります。
超音波検査⬇️
現在内科的治療方法はなく、外科的摘出を早期に実施することが一番です。
また、気になる予後ですが…
腫瘍化していなければ
外科的精巣摘出をすれば良好
と言われています
以下、当院で行いました精巣摘出手術です!
共に若齢の子のため、幸い腫瘍化しておらず、
小さいデス!
腹腔内潜在精巣⬇️
鼠径部潜在精巣⬇️
鼠径部の孔⏬
色々とお話したいことはありますが…
今回はこの辺で!気になることがあれば、いつでも診察にいらしてください