練馬区、西東京市の動物病院
南大泉せき動物病院です
他院様で治療されていた猫さん
2か月嘔吐と食欲不振で治療されていました
どうにかならないかと来院
エコー検査で胃の低エコー性肥厚を認め、
その部分を針生検をおこないました
リンパ球が多量に採取され胃のリンパ腫と診断
当時、多剤化学療法は望まれませんでしたが、
皮下注射で行えるロイナーゼとプレドニゾロンを投与することで
症状は改善
嘔吐も止まり、食欲も活動性も戻り
エコーでも腫瘍がほぼ見られない程度までの回復がみられました
その後は多剤併用化学療法を選択され、寛解を目指しています
この子は血液検査では異常がみられませんでした
慢性嘔吐が続くようであれば、必ずエコー検査もおすすめします
高齢の猫では腸管型リンパ腫が多いとされていますが
胃のリンパ腫も多い印象です